規則違反。違反者には当然罰則がある。罰則と言っても、このご時世、体罰などはできない。であれば精神的に抉るような罰にしなければ、治安は保てないわけで。
我々の規則では、やらかしてしまったら必ずノーパンで外に立たなければならない。女性は恥ずかしいだろうということでスカートの着用は可としているが、風が吹いたとしても手で押さえることは許されない。そんな世界線のお話です。
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編集後記
やらかし女子シリーズ第何弾だっけ、数えるのも面倒なのでとりあえず第七弾にしておきました。多分あっていると思います。さて、しばらく編集後記ではエロにまつわるトリビアを書いていこうと思います。今回はローマ帝国時代についてです。
ローマ帝国時代、女性の「恥じらい」や慎み深さは、道徳や家庭の美徳と密接に結びついていました。特に、ローマの伝統的な価値観を象徴する「プドール(pudor)」という概念が重要視されていました。プドールは、控えめさや名誉を守る意識を指し、男女問わず美徳とされましたが、特に女性には強く期待されました。
ローマ女性の恥じらいの象徴として、「ヴェール」や「ストラティウム」といった衣服が挙げられます。これらの服装は身体を覆い隠すものであり、慎み深さの表現とされました。既婚女性は「ストラ」という特別なヘッドカバーを着用し、結婚の神聖さと恥じらいを示しました。また、公共の場では女性が派手に装飾を施すことや、露出の多い衣服を着ることは控えられていました。
一方で、文学や劇場では恥じらいが逸脱する場面がしばしば風刺や笑いの題材となりました。例えば、ユウェナリスの『風刺詩』では、過度に自由奔放な女性が批判の的となる一方で、慎ましやかな女性が理想化されています。
興味深いのは、こうした恥じらいの文化が家庭だけでなく、国家の繁栄とも結びつけられていた点です。ローマ社会では、女性の道徳的な慎み深さが家庭を安定させ、それが国家の基盤を支えると信じられていました。このように、女性の恥じらいはローマの価値観や社会構造を理解する上で重要な要素の一つです。